田中屋工房『津軽塗資料館』

                             《第一回弘前商工会議所「街づくり大賞」受賞》

  



手前の黒いものは漆を精製するための鉢「くるめ鉢」
    


        ご挨拶

                 田中 久元 (田中屋社長)

  私どもの店の前を、春・秋の定められた時期に、北海道を中心とした修学旅行の生徒さんたちが、ノートや地図を手に、名所や旧跡を辿って三々五々歩いて行きます。弘前に住む者とって、心なごむ風景ですが、一方、私どもの仕事に則して申し上げますと、せっかく伝統工芸「津軽塗」の地にありながら、どのような工程で造られてゆくか、津軽塗について生徒さんが直接学ぶ機会が多くはありません。
 市内に点在する各漆芸家の工房も、遠く、あるいは近くとも、個人の工房なので簡単に立ち入るわけにはいかないのです。
 そこで「田中屋」は、このような修学旅行生や、本格的に津軽の文化や物産を探査しようとされる観光のお客様のために、『津軽塗資料館』を開設させることに決意しました。ささやかな小店のこと故、たいした計画はできません。陳列すべき名品を数多く持っているわけでもありませんが、伝統工芸「津軽塗」のご理解に少しでもお役に立てば幸いに存じます。
 併せて、これだけは直接ご覧いただく外ないのですが、今まで、市郊外(石渡)に在りました工房を『資料館』に移転、隣接させ、大ガラスを通して、その作業振りがご覧いただけるような構成にしました。
 今まで、津軽塗の作業現場を、直接お目にかけることはありませんでした。皆様どうか、ぜひ一度お運びくださいませ。 

                   
                                     

岩木山神社の御幣 旧暦の8月1日にご来光を拝
むためにこれを担いで「サーイギ、サイギ」と唱えな
がら津軽一円から岩木山に登っていく。「御山参詣」
 



田中屋の半纏(はんてん)表には元寺町田中屋
と津軽塗製造元、背中には津軽塗りの染め抜き
が見える。戦前には揃いの半纏が良く見られた。


後の方にある大ガラスの向こうが田中屋漆芸工房になって
いて、津軽塗の実際の作業を見学することが出来る。




田中屋漆芸工房内。手前の女性二人は砥石で研ぎ出し
をしているところ。手桶の水をつけて何十回と研ぎ続ける
手間と年期の手仕事である。作っているのは羽子板皿。



田中屋工房「津軽塗資料館」

館長 田中 順造
工房長 坂野 輝秋
事務局長 蝦名 貴子

036-8201 青森県弘前市一番町角
TEL 0172-36-9208 FAX 0172-33-6668
開館時間 午前10:00〜午後5:30
休館日 1月1日〜3日・8月13日〜15日
ただし毎週土・日曜日は職人が休業します
観覧料 無料  駐車場あり


ご希望の方へは担当者が解説致します。電話等でご予約ください。(無料)

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