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素朴

今年も日本民芸協会の「夏季学校」の季節になった。和紙っぽい風合いの紙に木版画調で刷られたポスターは中々雰囲気がある。素朴というか、いかにも民芸である。
タイトルも決して洗練されたものとは言えず、いやむしろ稚拙と言われそうな字体だが、そこが親しみを感じさせてまたいいのである。そういえば百術は一誠に如かずという言葉があった。

花咲く

雑草という植物は無いということだが、黄色い5弁の花をつけた。今朝も水を撒いて気が付いたのだが、健気なものである。直径、僅かに1センチ、小さいながら、しっかりとした完成形である。中央には花弁も見える。
花は咲き咲て成就、葉は散り散りて成就。

雑草、花

店の郵便ポストの前のコンクリートの割れ目から、クローバーのような雑草が生えて来た。何と小さな黄色い花を咲かせているではないか。今朝も水撒きしたから、私が育つのを助けて来たようなものだろう。
コンクリートの僅かな隙間に土があり、そこから生えて来たのだ。土、土壌とは植物の死骸なのだという。人間も土に還るという言葉があるが、命の営みはこんなところにもある。

白布の建物

向かいの公園にねぷた小屋が建った。8月1日からねぷたが始まる。もう一月とちょっとだ。
津軽地方は梅雨入りしたのだが、ここしばらくは雨はふっていない。日中は日差しが強く暑いくらいだが、朝夕はまだ涼しいというか寒く感じるときすらある。5月はあんなに暑かったのに、6月に入ってからは涼しいものだ。田んぼに水が入ると涼しくなると良く聞いたことがある。それでも確実に季節は移っていく。

ハンディキャップ

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聾学校の生徒さん数名が見学に来た。津軽塗の出来るまでを塗見本を見せながら、説明をする。それを引率の先生が手話で伝える。短いフレーズで簡潔に言わないとと心がけた。結構、飽きずに聞いてくれた。
その中に中学生くらいだろうか、小柄で可愛らしい少女が立っている。勿論一言も口を利かない。右目は普通の黒い瞳だが左目は水色だ。眼にも障害があるのだろうか。中学校の同級生に同じ色の瞳をした子がいた。彼も片方の眼は視力がかなり低かった。
聾唖というだけできついハンディキャップなのに。聞くこともできないし尋ねることも出来ない。行く末の幸せを祈らずにはいられなかった。

会えなかった祖父

昨日は祖父・田中正雄の月命日だった。私が生まれる2年前に亡くなっているので、会ったことはない。真面目で腕の良い職人だったという。
連れ合いの祖母・さたが嫁に来た時に「役者のところに来たのかと思った」と孫の私は聞かされた。子供だった私はそのまま何気なく聞いていたのだが、今から考えてみれば明治の女性にしてはかなり大胆なノロ気だったのではないか。他の大人には勿論言うはずもなかっただろうが、何も知らない幼子に、心の内を言ってみたのだろうか。
親の若いころは勿論知らない。まして祖父祖母ともなれば全く分からない。彼彼女らはどういう思いで毎日を暮らし、どういう思いで一生を過ごしたのだろう。

蛇口が付いた津軽塗

津軽塗の焼酎サーバーである。勿論ウイスキーでもバーボンでもOK。グラスを置いてコックをひねると好きな分量のお酒をスムーズに注げる。パーティーなんかで披露すれば話題独占は間違いがない。木地はガラス製なので洗う時も簡単である。ガラスに塗れる漆が出来て津軽塗の幅が大分広がった。以前はガラスに薬剤を吹き付けてスリガラス状態にしないと出来なかったのだが、伝統工芸も進化しているのだ。

(直径15cm×高さ31.5cm 45,360円)

雑草

石とコンクリートの僅かな隙間に土があるのだろう。そこから小さな草が生えて来た。小さいながらもしっかりと三つ葉になっている。ここは田中屋の一番町側の戸口の前の踏み石である。偉いものだ。毎朝、如雨露で水を撒いていいるから、知らないうちに私が育てたようなものだろう。
雑草とはいえ健気げな姿に採りにくくなった。まぁ行き来に差し支えないどころか、気付く人も居ないくらいだろうから、このままにしておくか。

緑陰

緑陰幽草(りょくいんゆうそう)花時に勝るという言葉を、若い頃見つけて、四十年にもなろうか、今も気に入っている。桜の花が満開になった時のこの世の物とも思えぬ美しさはもちろんのことだが、今の季節、気持ちの良い風に吹かれて、緑を眼にするとき、一人うなずいてしまう。
気候的には爽やかで申し分ないのだが、店屋としてはもっと猥雑でも賑やかであってほしいものだと凡夫は思う。

電線にカラスが

去年はブログにカラスの話が多かったがとIさんに言われた。そうだ。昨年までは店の前の電線に停まるカラスの糞害に悩まされ続けたものだった。それが、昨年末に「カラスのフン害に憤慨する会」のT会長と東北電力に陳情に行ったのだ。さすが東北電力は早急に電線にカラス除けのコイル状のテグスを張ってくれた。お蔭で早朝のフン掃除から解放された。改めて東北電力と関係者に感謝申し上げたい。
喉元過ぎればで、ブログにはカラスは登場しなくなったのだ。
Iさんからもう一つ言われたことがある。去年に比べて更新が長くなったと。これはカラスのせいにはできない。反省。
(画像のこの電線にカラス除けが装着してあるのだが、透明なため良く写らなかった。ご寛恕の程を)