団扇

最近はプラスチックの団扇をよく見かけるが、これは本当に竹を裂いて紙を貼った物である。扇ぐと竹のしなりで、冷風が生じる。冷房や扇風機とは違った趣がある。
隣に座っている子供を扇いであげると、気持ちよさそうに眼をつむる。寝ていても団扇の動く親心という句があったなぁ。日本の夏もいいものだ。

900円(税込み)

素朴

今年も日本民芸協会の「夏季学校」の季節になった。和紙っぽい風合いの紙に木版画調で刷られたポスターは中々雰囲気がある。素朴というか、いかにも民芸である。
タイトルも決して洗練されたものとは言えず、いやむしろ稚拙と言われそうな字体だが、そこが親しみを感じさせてまたいいのである。そういえば百術は一誠に如かずという言葉があった。

花咲く

雑草という植物は無いということだが、黄色い5弁の花をつけた。今朝も水を撒いて気が付いたのだが、健気なものである。直径、僅かに1センチ、小さいながら、しっかりとした完成形である。中央には花弁も見える。
花は咲き咲て成就、葉は散り散りて成就。

雑草、花

店の郵便ポストの前のコンクリートの割れ目から、クローバーのような雑草が生えて来た。何と小さな黄色い花を咲かせているではないか。今朝も水撒きしたから、私が育つのを助けて来たようなものだろう。
コンクリートの僅かな隙間に土があり、そこから生えて来たのだ。土、土壌とは植物の死骸なのだという。人間も土に還るという言葉があるが、命の営みはこんなところにもある。