会えなかった祖父

昨日は祖父・田中正雄の月命日だった。私が生まれる2年前に亡くなっているので、会ったことはない。真面目で腕の良い職人だったという。
連れ合いの祖母・さたが嫁に来た時に「役者のところに来たのかと思った」と孫の私は聞かされた。子供だった私はそのまま何気なく聞いていたのだが、今から考えてみれば明治の女性にしてはかなり大胆なノロ気だったのではないか。他の大人には勿論言うはずもなかっただろうが、何も知らない幼子に、心の内を言ってみたのだろうか。
親の若いころは勿論知らない。まして祖父祖母ともなれば全く分からない。彼彼女らはどういう思いで毎日を暮らし、どういう思いで一生を過ごしたのだろう。

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