北奥氣圏

総合文芸同人誌『北奥氣圏』12号がようやく刊行になった。特集は《北の作法》ということで、前主宰の船越素子さんからの勧めもあって、私は村上善男先生の語録である『村上善男ノート』を出した時のいきさつを書くことにした。思えばもう11年前の話だ。
実弟の村上正男先生に送ったところ、過分なお手紙を頂いてしまったので紹介したい。
「封を開けて宋朝の活字を見て、ふるえるほど感激しました。村上善男が蘇ったような気がしたからです。(略)善男の拘りをそのまま引き継いでくださる方々が弘前いらっしゃることに、感激を覚えずにはいられません」
全体の装幀の話で、私の手柄ではないのだが、これほどまで喜んでいただけたことに驚愕した。兄に対するリスペクトももちろんあっただろうし、自身の教育者としてのビヘィビアもあっただろうが、ともあれ、このことだけで12号を刊行した意味があったと思いたい。まだ、青森県内の書店には並んでいないが、田中屋に来ていただければご覧になれます。

(864円)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です