インスパイア

男性2人が熱心に漆器を見ている。事務室に戻ってからまた店頭に来てみると、まだ話しながら菓子器や茶筒を選んでいる。買物が終わった後で聞いてみると、お一人は大阪からでもうお一人は神戸からだそうで青森県は初めてだという。飛行機で帰る前にもう一度見ていくかと2階へ上がって見たのがこの堆漆硯箱(ついしつすずりばこ)である。漆を何重にも塗り重ねた物を彫刻刀で彫り込んで断層を模様にしたものだと説明をする。漆の塊ですと言うと、その表現は全くだと褒められた。見ているとインスピレーションを掻き立てられるようだと言う。思わずお目が高いと膝を打った。価値を分かっていただけることは知己を得たような嬉しさがある。

(26×20×5㎝ 475,200円)

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