夜中の出来事

tanayayakei

昨日は朝4時ですでにカラスの糞の空爆にあったので、今度は目覚ましを3:35にセットしてみた。眼が醒めた!勇躍、階段を降りて扉の鍵を開けて外へ出てみる。しかし、すでに襲撃の後だった。しかも着弾したものは、かなり乾いている。これでは未明の奇襲ではなく、純然たる夜襲だ。う~む、これではどうしようもない。これ以上の早起きは無理だ。ともあれ、早起きしたので時間はたっぷりある。掃討作戦もとい清掃開始である。振り返って見ると、店は完全に夜景であった。

言葉掛け

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カラスの鳴声で目を覚ます。5時半!寝過ごしたと思って外に出ると案の定、やられた。数百発もの糞の空爆だ。とっくに夜は明けて電線にはカラスの一羽も居ない。大概、4時10~20分ごろに飛来するので、既に遅しである。気を取り直して如雨露で水を撒きブラシでこする。向かいに信号待ちで止まったタクシーの運ちゃんから声を掛けられる。「お父さん、大変だな」と明るい声で言われた。
済んでしまったことは仕方がない。同情というよりも明るい掛け声に気が晴れる。

侍の刀の鞘に

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紋紗塗の箸箱と箸が出来た。通常の箸箱セットは大箸用だが、携帯用を意識して中箸用の箸箱である。ちょと小振りでいい感じに仕上がった。
以前に、日本銀行の青森支店長で赴任された方が、ある金融機関の頭取となった。その方がヨーロッパを歴訪することになった。漆塗りの万年筆が喜ばれると聞いて、銀座の伊東屋に行ったが輪島塗の物しか置いていない。是非、縁のある津軽塗の万年筆を使いたいと県庁を通して来たことがあった。その時に紋紗塗は侍の刀の鞘に使われた大変堅牢なものですと説明したら、大層喜ばれたことがあった。やはり侍は日本を代表する象徴なのだと改めて思った。

箸箱セット(18,344円)

初紅葉

kouyousakura

田中屋の向かいの公園の桜が早くも紅葉して来た。ほんの一部ではあるけれども、確実に秋は深まりつつある。朝方はめっきり冷え込んで来た。今朝はストーブを点けたいと思ったほどだ。
「弘前読書人倶楽部」という私立の会員制図書館が弘前にはあるのだが、その創立者であるSさんが東京から来ることになっている。東京と弘前の気温の落差に驚かれなければいいのだが。

盛塩

morisio

盛塩は三国志の最終勝者の司馬炎に始まるという説がある。司馬炎は毎夜、羊に引かせた車に乗って後宮を回った。この羊の車が止まったところの女官のもとで、一夜を伴にするのである。そこで、宮女たちは自分のところに皇帝を来させようと、自室の前に竹の葉を挿し、塩を盛っておいた。羊が竹の葉を食べ、塩をなめるために止まるからである。この塩を盛るという故事が、料亭などで盛り塩をするようになった起源とも言われている。
連休も最終日になる。大人、美女の千客万来を祈るのである。

漆樽

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簡体字で刷り版なので読みにくいが「中華人民共和国産品」と書いてある。漆が入っていた樽だ。日本のどこの産地でも96~98%は中国産の漆を使っている。打ち割った話。日本産の漆は良質だが、ごく少量しか採れないし価格も一桁違う。日本産は仕上げに使う。昔と違って中国産の物も良くなって来た。しかし、ここに至って中国でも掻き子という漆を採取する人が不足して、人件費が上がり漆の値段も年々上がって来た。どこの世界でも同じだろうが、品質は死守しなければと思って樽を見る。

未明の田中屋

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カラスが再々来襲。今朝は3時45分と今年最も早かったが、水際で撃退できた。改めて辺りを見渡すと早朝ではなく夜中ではないか。カラスのお蔭で早寝早起きである。
はるか昔、父が若かったころ結核に罹った。当時は死に至る病である。幸い完治したが、その時医者に「鳥コのような生活をしなさい」と言われたという。夜が明けたら起きて早めに床に着くことが肝要だと言われたという。確かに早寝早起きは健康の元ではあるが、夜明けとともに、もう少し遅く起きてやって来てくれてもよさそうなものだが、カラスよ。

再襲来

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再びカラス襲来。時刻は午前5時。店の前の電線にとまったカラスは電柱を金づちで叩いて撃退した。筋向いの元寺町側にはまだ大群が控えているが、あの群れがこちらに来ることは無い。カラスの行動は分からないが、夜が明けてからは店の方には来ない。不幸中の幸いというべきか未明の襲来だが、大概は4時過ぎである。前の晩に深酒をしなければ起きる時間なので、水際撃退は可能だ。それにこれからは日出はますます遅くな一方だから、カラスの来襲も遅くなるだろう。

台風一過

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幸いなことに被害は無かった。店の前を見回ると笹竹の枝が一枝だけかなり伸びている。歩道を歩くのに邪魔になるだろうか。いや切るほどのこともないか。コンクリートの僅かな裂け目から懸命に伸びて来る雑草を見ると、何だか採れなくなってしまう。蜘蛛の巣は流石に払う。商売の邪魔はせんでくれと心で唱えながら。皆、懸命に生きているのだが、仕方がないと殊勝な気持ちなるのも束の間、カラスの糞は許しがたいと思うの手前勝手なのか。凡夫の迷いは尽きない。

コクソの漢字が出てこない

kokusomigaki

「コクソ磨き」という工程をしているところ。木地の合わせ目を刃物で溝を掘り、コクソ(漆と木粉を合わせた物)を塗り込める。それが完全に乾いて固まってから砥石で研磨して木地面を平らにする。この品物は完成すれば田中屋の看板商品である内閣総理大臣賞の紋紗塗の弁当箱になるものである。
突然、台湾のマスコミ関係者を市の観光課の方が連れて来た。幸い日本語も堪能な方だったので津軽塗の工程を簡単に説明した。もちろんコクソの解説もした。感心したように呆れられたように聞いてくれた。