ショーケース

showcase

木製のショーケースである。戦前から本店で使われていた物を津軽塗資料館で古い津軽塗の展示に使っている。角々に7個の丸い飾り玉が彫刻されている。残念ながら拭き漆仕上げではないが、木製品としては実に丁寧な造りである。それにしても昔の人は手間を惜しまなかったものだ。このショーケースは資料館を企画した時に、プロデューサー役の村上善男先生に見せたら、これがあれば館の内装のデザインは出来たようなものだと言われた。錦塗の箪笥とともに資料館の雰囲気を作り出していると思う。

御山参詣

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店の前を水撒きしていると2,3人立ってる人がいた。信号待ちかな思ったが、信号が変わっても渡る様子もない。
どこからともなく囃子が聞こえて来た。「サーイギ、サイギ、ドッコウサイギ~」御山参詣(おやまさんけい)だ。旧暦8月1日に五穀豊穣の願いと感謝を込めて岩木山に隊列を組んで参拝に行くのだ。今日は地元の保育園の行事らしかった。中央に高々と掲げているのはヒバを鉋で削った殻を棒に巻きつけてある御幣だ。津軽塗資料館にも一対展示してある。津軽らしいし縁起がいいという村上善男先生の発案で、岩木山神社から戴いてきたものだ。もう秋だ。

スマホで画像を

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横浜のお客様からメールをいただいた。店の雰囲気も津軽塗も気に入っていただけたようだ。津軽塗のアクセサリーを追加でほしいのでカタログを送ってくれとのこと。しかし、カタログには新しいアクセサリーは載っていない。そこでデジカメで映してメールに添付した送ったものがこの画像である。一般的には螺鈿と言うが津軽では青貝と言う。
店にいらっしたお客様でも写真を撮ってもいいかと言われることがある。スマホで画像を送って品物を確認するのだ。画像をやり取りすのが普通のことになった。

(直径2.7cm ¥4,000)

修復

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かなり古い座卓を修復しているところだ。
今日も1台卓子を預かった。修復できるのはS工房長しかいない。しかし仕事を抱え過ぎてしまって中々掛かれない。来年の6月までということで預かった。誠に申し訳ない長い納期であるが、それでも良くなるのならと言ってくれた。修復の仕事は増える傾向にあるが人が追い付かない。伝統工芸の現場では珍しい話ではない。

孫子

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今朝もカラスの来襲。しかも3時50分。しかし、今朝は目が覚めてたのですね。早速に撃退。3発の着弾あるも、我が軍の損害は軽微なりである。その後の襲来は無かったので、この世は事もなしであった。
「古の所謂善く戦う者は勝ち易きを勝つ者なり故に善く戦う者の勝や智名無く勇功無し」という孫子の言葉が浮かんだ。
多分、昨日レスリングで4連覇を果たした伊調馨選手のニュースを見たせいだろう。金メダルを取ってなお厳しい自己評価のコメントを聞いたからだろう。観る側からは奇跡の大逆転劇は血湧き肉躍るものだが、対戦する絶対王者としては「内容は駄目駄目。レスリングは難しい」という事になるのだろう。これは世界中の人が見守るオリンピックだから智名も勇功もあるのだが。

雨の日

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台風7号が近づいているらしいが、まだそんなに強い雨ではない。雨が降ると店頭の水撒きという毎朝の日課が要らなくなる。何となく得したような気になる。
如雨露で水をかけなくてもご覧のように置石はいい具合に濡れている。天面に「津」正面に「軽」と彫られているのだが、独特の書体なのでお分かりになるだろうか。しかし、雨の日は客足が遠のくのだった。いいことばかりは無い。

カラス襲来

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路面に光っているのはカラスの糞を掃除した水跡である。またカラスがやって来た。何か月か来なかったのだが、これからまた早朝の日課が始まると思うと少々鬱陶しい。しかし4時過ぎに来るのが不幸中の幸いか。この時間帯であれば起きているので水際撃退が可能である。昨晩はお盆で呑んでいたので今朝は少し遅くなったが。明朝はもう少し早めに出来るだろう。またカラスとの早起き競争が始まる。

七子塗衣装盆

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七子塗黒種青上(ななこぬりくろたねのあおあげ)の塗に牡丹が描かれている。技術的に相当な水準である。画像では七子の模様は見えないが、実物を見ていただくより他は無いだろう。田中屋2階の特選コーナーで20日盆までのご開帳である。常時、蛍光灯に晒すのははばかられるので、春の桜まつりとねぷたの時期だけ展示しようかと思っている。ご関心のある方はお見逃しのないよう。

(61×45×8.5cm 2枚組¥2,160,000)

立秋

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昨日は8月7日「なぬかび」と言ってねぷたの最終日で、この日は二十四節気の立秋に当たる。ねぷたが終わればもう秋なのだ。あの場所取り騒ぎも、腹に響く重低音の太鼓の音も、夜空を照らす赤々としたねぷた灯篭もどこかへ行ってしまった。日差しは相変わらず強いが、手紙のの書きだしにはもう、残暑となる。行く夏を津軽の人と惜しむものである。

七回忌

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昨日は叔父の七回忌だった。結構子供好きで、小さい頃から可愛がってもらったものだ。本堂から墓所へ移るのに、叔父の長男が卒塔婆を持っていく姿を見て、ずいぶん昔のことを思い出した。
叔父は長年、林野庁に奉職していた。40年も前だったろうか。岩手県水沢の営林局に転勤になった時のこと。水沢の人から長男のことを「位牌持ち」と言うんだという話を聞いてきて、それが大層気に入ったらしく、帰省した時に話をしてくれた。叔父は理科系で、理屈に合わないことは嫌いで、慣習的なことはなるべく合理化した方がいいという意見の持ち主だったので、意外に感じて記憶に残った。
その話を長男にしたところ、自分が聞いたのは大学か社会人になってからだという。小さいころから言い聞かせた訳では無かったらしい。日ごろの持論と合わないから言わなかったのか、子供に直接言うには遠慮があったのか。今改めて考えると、どちらであっても叔父らしいかと思う。理科系的なところと優しいところと。