一輪挿しの箱

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吉村利美さんが帰って来た。吉村さんは陶芸家で、何十年前だろう母の代に田中屋に作品を展示していたものだった。その後、日本陶芸展等で特別賞を取って全国的に認められ、それ以来、東京や名古屋を中心に個展を開いてきた。それが60歳も後半になって、鮭が故郷を目指すように帰って来た。住居も青森市から弘前市城南に移したという。年のせいで大作は作れないとはいうものの、変わっていない。相変わらずの吉村さんらしい感性と技量である。ここのウインドーだけ、ちょっとギャラリーぽく感じられる。

(21×5×6㎝ 27,000円)

40年来の謎

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田中屋本店2階にある網代(あじろ)に組まれた欄間(らんま)?である。昨年9月のブログで、どうして作ったのか分からないと書いたが、今日、作った本人が突然お見えになった。40年ぶりだと言って懐かしそうにしていた。当時は清藤建具店に住み込みで働いていて、その年に嫁をもらったので、とりわけ印象が深いという。父から津軽塗の箸をもらったことも懐かしそうに話していた。
ところでどうやって作ったのですかと、肝心の質問をした。今となっては別に秘密ではなく、講習会でも教えているという。いよいよ40年来の謎が解き明かされるかと思いきや。
「社長、〇〇さんがお見えです」と呼ばれた。
前から約束していたお客様がお見えになり、お忙しいところに失礼しましたとなって、その話は後日となった。

七子塗黒種赤上

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桜色を連想させるような漆塗はと店内を見渡したら七子塗黒種赤上(ななこぬり くろたねのあかあげ)の茶櫃揃えが眼に入った。普通のよりも一回り大きく、かつ胴張(どうばり)と言って緩やかに丸みを帯びている。鍛えた逸品である。
七子塗の赤は深みがあって何とも言えないと言われたことがある。黒上と選択に迷うお客様には、贈答品であれば黒の方が無難であることと、飽きが来ないことから黒を進めることが多いが、赤も鮮烈できれいだ。

続弘前桜情報

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下乗橋から天守閣をのぞむ。絶好の撮影スポットだが、あるべきところに天守閣が無い。天守台の上には青空が広がっている。ずっと奥の本丸の中央に天守閣が見える。異常な光景と言っていい。ここは小学生の時に水彩で写生したこともあるお馴染みの風景なのだが、地元の人間にとっては異次元ワールドに紛れ込んだような気さえする。
それにしても桜まつり2日目にして園内もすでに満開である。

弘前桜報告

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昨日の地元紙によれば弘前公園の外濠の桜は七分咲きだと報じられていたが、今日行って見たが、ほとんど満開と言ってもいいくらいだ。画像は追手門(おおてもん)辺りの様子である。弘前市役所の向かい側といった方が分かりやすかもしれない。弘前城の場合は何故か大手門ではなくて追手門なのだ。これは城郭の反対側にある北門(通称、亀甲門)が弘前城の正門だったからという説もある。
同じ町内あるに日本キリスト教団弘前教会の桜が散り始めていた。ここの桜が市内でも一番早いと思われる樹だ。願わくは1日でも長く持ってほしい。という訳で今年はどうぞお早めにお出かけください。

続速報!満開

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もう満開と言ってもいいくらいだ。店の前を掃いていたら、老夫婦の花見客が信号待ちをしていた。もう満開ですねと、思わず会話を交わす。23日はかなりの人出でしょうねと言われた。水撒きをしていると会う近くの花屋の人が通りかかる「もう満開ですね」「今年は早いですね」と挨拶の他にも言葉を交わす。化粧品店の方とも交わす挨拶の他に桜のことにも一言触れる。店頭の清掃中にもう4人の方と言葉を交わした。桜の花が開くと人の心も開かせるようだ。

家の前の桜

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結構咲いてきた。田中屋の向かいの公園の桜だ。咲いてから気温が下がったので、開花が足踏みして1日でも長く持ってほしいと勝手なことを考えていたが、花が咲くのは誰も止められない。
4月12日に雪の画像を載せてから、3日連続で桜速報になったが、この時期ばかりは主役の連投になる。昨日、東京の取引先の方と電話をしたがやっぱり話題は桜であった。桜はなぜ、かくも日本人の心を捕らえるのだろう。

速報!開花

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ついに咲いた。田中屋の向かいの公園の桜の蕾がとうとうほころんだ。天気予報の16日より1日早く。弘前公園は明日から22日まで準まつり体制をとるという。出店も出るし夜間のライトアップもするし、ほぼまつり期間と変わらないので事実上のまつり開幕である。
今年はどうぞお早めにお出かけください。

開花直前

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蕾も大分膨らんで来た。田中屋の向いの公園の桜である。ここの桜は陽当たりが良く排気ガスでも温まるので、弘前市内でも最も開花の早い樹である。16日が予報の開花日だが、もう咲きそうなそうな感じだ。
今日、東京の古くからのお取引先であるMさんからハガキが届いた。23日にお出でになるという。22日が満開の予報だから、どんぴしゃりである。父はご在宅かとハガキは問うている。父は米寿を過ぎたがMさんもかなり以前に引退してご高齢のはずだ。東京と弘前の距離と二人の関係を考えれば、今生で最後の邂逅になるやも知れない。だとすれば桜の時期が最もふさわしかもしれない。

4月の雪

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昨日は雪が降った。時折、吹雪くこともあった。店の向かいの公園の芝生が白く染まった。この寒気で桜前線が少しでも足踏みしてくれればいいのだが、多分、今ごろの雪は開花に影響はない。時ならぬ寒さにしまったコートを探し回っただけだ。