手織り

untitled
untitled

草木染め作家のSさんが来た。年に一度「さくらまつり」の前に作品を持って来る。テーブルセンターやネクタイを1枚1枚少しずつ色味を違えて織って来る。以前にクラフトセンタージャパンの理事の方が来店して、これだけの仕事をこんなに安く売ってもらっては困ると非難とも賛辞ともつかないことを言われたことがあった。母の代からのお付き合いだが、お会いするたびにその気遣いや繊細さに、痛ましく感じることすらあった。これほどの仕事なのだから、作家として名前を出して、付加価値を付けて売ろうと提案したことがあった。即答で断られてしまった。師匠がいるので遠慮したいとのことだった。それほどの技量が無くても名前は出したいという人が多いのに、稀有な例がここにある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です