心柱

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田中屋店舗の心柱だ。昔向かいにあった旧弘前市役所の一番太い梁を使ったものである。
それは昭和51年のこと、木造二階建ての建物は長く弘前市農協として使われていたが、老朽化のために取り壊すことになった。毎日、その解体作業を見ていた父田中順造は、何とも勿体無いことと思い、この材木を使って田中屋の店舗を改装しようと考えた。市役所に行って払い下げてもらった経緯はいろいろあるが、何より当時は古材の再利用とかという考え方は全くと言っていいほど無かったという。高度経済成長の真っ盛りである。今でこそエコロジーやらリユースが当たり前だが、当時は新しければ新しいほどいい。そんな時代だった。
感心したお客様に檜ですかと聞かれることがある。残念ながら明治25年に建てられたときは予算が潤沢ではなかったようだ。松材であった。

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